涼宮ハルヒ(市営団地住み片親4人兄弟長女親)「キョン!今日はツチノコを探すわよ!」

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    1 :名無しさん 2019/07/23(火) 23:52:19.808 ID:4sE+uxKh0.net

    ーー家ーー

    母「ハルヒ……母さんパート行ってくるから……」

    ハルヒ「うん、ナツヒ達のことは大丈夫だから……行ってらっしゃい」

    母「頼んだわね……お願い」

    ナツヒ・アキヒ・フユヒ「ママー……」

    ハルヒ「はいはい、ママは今からお仕事!ハルヒお姉ちゃんが遊んであげるからね!」

    ナツヒ・アキヒ・フユヒ「ねえねえ〜」

    ハルヒ(私がしっかりしないと……)


    2 :名無しさん 2019/07/23(火) 23:57:01.006 ID:4sE+uxKh0.net

    ある日

    母「ゴホッゴホッ」

    ハルヒ「母さん大丈夫?」

    母「大丈夫だけど、もう1週間もパート休んじゃってるから心配だわ……」

    ハルヒ「まずは体を治すことに専念しよ、パート先には私が言っとくから……」

    母「ごめんねハルヒ、世話かけるねぇ……」

    ハルヒ「いいのいいの」

    プルルルルルル

    ハルヒ「?電話……?」ガチャ

    「もしもし、涼宮さんのお宅ですか?」

    ハルヒ「はい、そうですけど……母に何か用ですか?」

    「娘さんでしたか。涼宮さんのパート先の店長なんですけど、明日から他の人が決まったので来なくてもいいとお伝えください」

    ハルヒ「えっ」

    「1週間も休まれちゃ困るんですよね。じゃ、そういうことで」ガチャ

    ツー ツー

    ハルヒ「……」


    4 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:00:29.162 ID:ibkJBRSc0.net

    母「誰だったの?電話」

    ハルヒ「あぁ、学校の友達よ。課題の事でね……ちょっと……」

    母「そう……」

    ナツヒ「ママーお腹すいたー」

    アキヒ「うぇーんうぇーん」

    フユヒ「ママー、うんちー」

    母「あらあら……ゴホッゴホッ」

    ハルヒ「母さんは寝てて、私がやるから……」

    母「ごめんねハルヒ……」


    5 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:03:10.690 ID:ibkJBRSc0.net

    テレビ「ツチノコには懸賞金が〜」

    テレビ「過去には○○公園でも目撃情報が〜」

    ハルヒ「これ、近所じゃない!」

    ハルヒ(ツチノコを捕まえればお金が手に入る……)

    ハルヒ(母さんやナツヒ達にも楽させてあげられる……)

    ハルヒ「ツチノコ……か…………」


    6 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:06:36.699 ID:ibkJBRSc0.net

    ハルヒ「今日はツチノコを探すわよ!」

    キョン「なんだ突然……」

    キョン「宇宙人や超能力者の次はツチノコか」

    ハルヒ「近くの公園で目撃情報があったらしいのよ!捕まえられれば一攫千金よ!」

    キョン(またワケわからんことを……)チラッ

    長門「…………」

    朝比奈「うぅ……」

    古泉「…………」フリフリ

    キョン「それで、そのツチノコとやらを捕まえた金はどうするんだ?焼肉にでも行くのか?」

    ハルヒ「それは……」


    9 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:10:30.006 ID:ibkJBRSc0.net

    キョン(なんだ?様子がおかしいな……)

    古泉「まあまあ、お金の使い方は後で決めるとして……まずは行ってみましょう」

    朝比奈「ふぇぇ……」

    長門「…………」

    ーー公園ーー

    ツチノコ朝比奈「ツ、ツチノコさぁ〜ん……出てきてくださぁ〜い……」プルプル

    ハルヒ「良いわよみくるちゃん!そのままオスツチノコを誘惑しちゃいなさい!」

    キョン(朝比奈さんのツチノコラバースーツは中々見応えがあるが、それより……)

    キョン「おい長門、本当にこんなところにツチノコなんているのか?」

    長門「現在涼宮ハルヒを中心とした半径500m以内にツチノコは三匹、存在している」

    キョン(いるのかよ!)


    11 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:14:48.999 ID:ibkJBRSc0.net

    長門「存在している、というよりも生み出された、という言い方の方が正しい」

    キョン「それはつまり、ハルヒがツチノコを願ったからツチノコの存在が生まれたってことか?」

    長門「そう」

    キョン「はぁ〜」チラッ

    古泉「」パタパタ

    ハルヒ「良いわよ古泉くん!サンマの香りでツチノコをおびき出しちゃいなさい!」

    ツチノコ朝比奈「ツチノコさぁ〜ん…………」

    キョン「」

    長門「…………」

    キョン「ほんとにこんな方法でツチノコを捕まえられるのか?」

    長門「このままの手段でツチノコを捕獲できる確率はほぼ0%」

    キョン「どうすればいいんだ」


    12 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:19:21.261 ID:ibkJBRSc0.net

    キョン「長門、ずるっこでも良いからなんとかツチノコを捕まえられないか?」

    長門「………………」

    長門「……………」

    キョン「……」チラッ

    ツチノコ朝比奈「ツチノコさぁ〜ん……」プルプル

    ハルヒ「もっとオスを誘うように!」

    キョン「…………」

    ハルヒ「キョン!なにいやらしい目付きで見てんのよ!」バシッ

    キョン「うげっ」

    ツチノコ「ぴょん!」

    古泉「今のは」


    14 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:21:30.439 ID:ibkJBRSc0.net

    ハルヒ「ツチノコよ!キョン!古泉くん!捕まえなさい!」

    キョン「いくぞ!」「はい!」

    キョン「どぇりゃああ」
    古泉「そいっ」

    ズサーーーー

    ツチノコ「」ピクピク

    キョン「捕まえた……」

    古泉「やりましたね」

    ハルヒ「やったじゃないキョン!SOS団皆のお手柄よ!」

    キョン「………………」


    16 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:24:48.621 ID:ibkJBRSc0.net

    ーー1週間後ーー

    キョン「ハルヒ、あれから1週間は経つが焼肉のひとつも無しか?」

    キョン「少なくとも俺はジュース一本も奢ってもらってないぞ」

    ハルヒ「うるさいわね……」

    キョン「」ムッ

    キョン「うるさいは無いだろ、俺だって体を張って捕まえたんだ。分け前くらいあってもいいだろう」

    キョン「それとも何か?もうツチノコのお金は使ったってのか?」

    ハルヒ「…………わよ」

    キョン「?」

    ハルヒ「使ったわよ!全部!」

    キョン「全部!?ツチノコ一匹生け捕りで100万円は貰ったはずだぞ!」


    17 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:27:13.706 ID:ibkJBRSc0.net

    ハルヒ「うるさいうるさいうるさい!」

    ハルヒ「帰る!今日はもう解散よ!」ガチャ

    バン!

    キョン「なんだハルヒのやつ、カッカしやがって……少しくらい何かあってもいいだろ」

    「…………」

    古泉「少し時間よろしいですか?」

    キョン「…………あぁ」


    18 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:29:46.869 ID:ibkJBRSc0.net

    キョン「なんだって!それじゃハルヒはあと500万円の借金があるって言うのか!」

    古泉「正確には涼宮さんに500万、お義母様に1500万、弟達に200万ずつ……」

    古泉「計2600万円ですね」

    キョン「なんでそんなことに……」

    古泉「最近は僕達も毎晩大変なんです。困ったものですね」

    古泉「原因をなんとかしないと」


    20 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:36:09.882 ID:ibkJBRSc0.net

    キョン「原因を確かめるか、ハルヒの家に行ってみよう」

    古泉「そういうと思ってました。家まで案内します。」

    ーハルヒの家付近ー

    キョン「なんだここは……九龍城にでも迷いこんじまったのか?」

    古泉「もうすぐですよ……」

    キョン「錆びたトタンとボロボロのコンクリートしかない…」

    古泉「着きましたよ、おっと」

    「お前はよ金返さんかい!」

    「払うもん払わんと出ていかんでわれ!」

    ハルヒ「ごめんなさい、来週には用意できますから……もう少し待ってください」

    「そう言ってこっちは半年待っとんじゃい!」

    「姉ちゃん、なんなら姉ちゃんの体で払うか?」

    「姉ちゃんキレイやし若いから10年も売ればなんとかなるで」

    キョン「あれは……」


    21 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:38:58.305 ID:ibkJBRSc0.net

    ハルヒ「すみません、来週には用意しますから……」

    「来週やな、来週来た時に金無かったら親子揃って売りに出すからな」

    「覚えとけよ」

    ツカツカツカ

    キョン「……行ったか…………ハルh」

    古泉「待ってください、様子がおかしいです」

    ハルヒ「……」プルプル

    ハルヒ「うぇ……ひっぐ…………なんで……」

    ハルヒ「なんで家にはお金がないの……うぇ〜ん……」

    キョン「…………」

    古泉「…………」

    古泉「今日はもう帰りましょうか」


    23 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:41:39.811 ID:ibkJBRSc0.net

    母「あの人達?」

    ハルヒ「うん」

    母「ごめんねハルヒ……お父さんの借金が気付かない内に膨らんでたみたいで……」

    ハルヒ「気にしないでお母さん、私がなんとかするから……」

    母「ゴホゴホッ」

    ハルヒ「お母さん!?」

    母「だ、大丈夫よ……大丈夫だから……」

    ハルヒ「母さん……」

    ナツヒ「ママー」


    24 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:43:33.584 ID:ibkJBRSc0.net

    ーー次の日ーー

    ハルヒ「ただいまー」

    母「ハルヒ……ごめんね…………ごめんね……」

    ハルヒ「どうしたの母さん?」

    母「母さんこんなことになってるなんて知らなくて……ごめんね」

    ハルヒ「あの人達が来たのね!?」

    母「ごめんねハルヒ……」

    ハルヒ「………………」


    25 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:47:51.066 ID:ibkJBRSc0.net

    ーー次の日ーー

    ハルヒ「ただいまー」

    母「おかえり……」

    母「ハルヒ、母さんね……昔の知り合いに会ってきたの」

    ハルヒ「?」

    母「母さんの体、もうボロボロだけど……それでも300万円で臓器を買い取ってくれるんだって」

    ハルヒ「300万!?臓器?」

    母「そう、全身のを抜いて……買い取ってもらうの」

    母「買い取って貰ったあとは、母さん生きていけないみたいなんだけどね……それでも300万円」

    母「それだけ渡せば、あの人達も少し待ってくれるかも……」

    ハルヒ「バカはやめてよ母さん!母さんが死んじゃったらナツヒ達はどうするの?」

    母「ごめんねハルヒ……ナツヒ達を頼むわね」


    26 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:50:40.384 ID:ibkJBRSc0.net

    ハルヒ「そんなの勝手よ!」

    ハルヒ「勝手に話を決めないでよ!」

    母「でも、少しでもお金を残すにはこうするしかないのよ」

    ハルヒ「残される私達の事も考えてよ!」

    母「…………」

    ハルヒ「…………」

    ハルヒ「…………一緒に……」

    母「……」

    ハルヒ「明日、夜一緒に海に行きましょう」

    ハルヒ「ナツヒと、アキヒと、フユヒと、お父さんの写真も持って」

    母「うぅ……ごめんね……ハルヒ、ごめんね……」

    ハルヒ「いいのよ、最後は皆で……ね?」

    ピンポーン

    ハルヒ・母「!」


    27 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:53:22.960 ID:ibkJBRSc0.net

    ハルヒ「…………」

    母「…………」

    ハルヒ「私が出るわ……」

    ハルヒ「はい……」ガチャ

    キョン「ゼェ……ハァ……」

    ハルヒ「キョン!どうしてここが!?」

    キョン「そんなことはどうだっていい、ハルヒ。」

    キョン「お前に渡したい物がある……」

    ハルヒ「渡したい物……?」

    古泉「ぜひ受け取ってください」

    朝比奈「が、頑張って集めましたぁ〜」プルプル

    ハルヒ「一体何を……」

    ハルヒ「!」


    28 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:57:55.443 ID:ibkJBRSc0.net

    河童
    ツチノコ
    チュパカブラ
    イリオモテヤマネコ
    イエティ
    ビッグフット
    モケーレンベンベ
    メキシコサラマンダー

    ハルヒ「これ……一体……」

    キョン「俺達で捕まえてきたんだ!」

    古泉「これだけいたらざっと3000万円にはなるでしょうね」

    キョン「そしたら借金も一発返済だな」

    ハルヒ「どうして借金のこと……それよりこれ……どうやって」

    朝比奈「頑張りましたぁ〜」

    キョン(長門に頼んで家の庭で大量発生するようにしてもらったんだ)

    長門「」ウィンウィン

    古泉「普段お世話になっている僕達から、団長である涼宮さんへのプレゼントです」

    ハルヒ「皆……!」


    31 :名無しさん 2019/07/24(水) 01:00:54.588 ID:QcHc6YZp0.net

    や っ た ぜ


    29 :名無しさん 2019/07/24(水) 00:58:48.562 ID:sJ0ZZ9Og0.net

    イエティwwww


    30 :名無しさん 2019/07/24(水) 01:00:25.875 ID:sOEgMIic0.net

    手の上に乗せているかのような渡し方だな


    32 :名無しさん 2019/07/24(水) 01:01:15.994 ID:ibkJBRSc0.net

    画して涼宮家は借金を返し終わり、平穏な無事な生活へと戻ることができた。

    ハルヒのお袋さんの体調も回復に向かっており、古泉達の仕事も減って来ているようである。

    しかし、あれ以来ハルヒはすっかりUMAにハマってしまったらしく……

    ガチャ

    ハルヒ「キョン!今日はツチノコを探すわよ!」

    キョン「はいはい」

    終わり


    34 :名無しさん 2019/07/24(水) 01:03:54.051 ID:QcHc6YZp0.net

    よかった…(´;ω;`)


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